
輸送振動・衝撃レコーダ
製品輸送時に加わる衝撃・振動を計測し、PCソフト内で簡単に周波数解析が可能です。
輸送環境を確認後、保護機能を補うためパッケージテストを行い、製品をダメージから守ります。
Lansmont SAVER 3M30 , 3M30+ , 3X90 , 9X30
ソフトで簡単に振動・衝撃解析が可能
自動車部品/航空宇宙用部品/
電子部品等
輸送環境試験の流れ

包装物流試験及び技術集
- 6ステップ包装開発手順と推奨システム
- SRS解析とは
- FFT解析との違いについて
- SRSプロット例
- SDOFとSRSについて
- SRS解析の考え方
- SRS解析の有用性
- 衝撃パルスの振動数とは?
- どちらのパルスが厳しい?
...正弦半波パルス 80G-3msと50G-11ms どちらの衝撃が厳しい?
...SRSでパルスのダメージポテンシャルを判定する
6ステップ包装開発手順と推奨システム
STEP1 輸送環境の定義
製品輸送の衝撃や振動のレベルを定義します。これには輸送環境データレコーダ等を使用して直接現実のデータを計測する方法と、ASTM D 4169やJIS Z0200に定義されている輸送環境別データを使用する方法があります。
適合規格
- JIS Z 0200
- ASTM D 4169 等
STEP2 製品の脆弱性テスト
梱包されていない、裸の状態の製品を衝撃や振動試験装置を使ってテストします。これによって製品そのものの最も弱い部分やある特定の条件によって悪影響を受ける部分を見つけ出します。また、この試験は製品の研究開発時にも使用されます。
適合規格(衝撃)
- JIS Z 0119
- JIS C 0041
- ASTM D 3332
- MIL 810 D,E
- IEC 68-2-27 等
適合規格(振動)
- JIS Z 0232
- JIS C 0040
- ASTM D 999
- ASTM D 3580
- IEC 68-2-6 等
振動試験装置

STEP3 製品の改良
製品の最も弱い部分を補強する改良を行います。特に製品がプロトタイプの段階であれば、改良後再びSTEP2に戻り、これを繰り返します。効率よく損傷原因の究明と対策を行う為にランスモントの各種計測システムを使用します。
STEP4 緩衝材の選定
最適な緩衝材を選定し、その形状を決定する為にはパッケージが保護しなければならない落下高さや振動周波数の情報と、製品そのものの脆弱性(許容加速度や共振周波数)のデータに加えて、様々な緩衝材ごとの動特性データとそのコストに関するデータも必要となります。
適合規格
- JIS Z 0235
- ASTM D 1596 等
振動試験装置

STEP5 パッケージ設計
製品の特徴や価格、輸送環境の違い等を考慮し、基本的な保護梱包形態を決定します。
STEP6 パッケージテスト
最終的に決定されたパッケージに対して、それぞれ独立した容器毎やパレット化した状態での衝撃・振動・落下・圧縮等の試験を実行します。試験条件は、STEP1で定義された輸送環境レベルで行います。実輸送環境データがない場合には、JIS Z 0200やASTM D 4169、ISTA、ISO等の規格で定義されているレベルを参照します。
適合規格(落下)
- JIS Z 0202
- ASTM D 5276
- ISO 2248 等
適合規格(振動)
- JIS Z 0232
- ASTM D 999
- ASTM D 3580
- ASTM D 4728
- ASTM D 5112 等
振動試験装置

適合規格
(垂直・水平衝撃)
- JIS Z 0205
- ASTM D 880
- ASTM D 4003
- ASTM D 5487
- ISO 2244 等
水平衝撃試験装置

関連製品
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